資金計画とは、起業のためにどれくらいの資金が必要で、それをどこから調達するのかを具体的に表したものをいいます。
必要な資金は、大きく分けて「初期費用」「運転資金」の2つです。
初期費用はさらに「創業費用」と「設備資金」の2つに分けることができます。
●代表者の印鑑作成●法人設立登記費用●印紙税など
●機械・設備購入費●備品購入費●店舗・事務所契約費用(敷金、保証金、礼金、仲介手数料、保険料等)●不動産購入資金●店舗・事務所改装費●通信設備費用●車両購入費など
●仕入先への支払い●事務所・店舗の家賃●人件費●水道光熱費●消耗品費●広告宣伝費●通信費●旅費交通費●リース料などの経費の支払いなど
運転資金は調達した資金から初期費用を差し引いた資金でまかないます。
したがって起業後、余裕をもって事業運営を行うためには、初期費用を低く抑えることが大切なポイントです。
なお事業主である自分の給与(生活費)を運転資金に計上することを忘れないようにしましょう。
起業時の必要資金は、全額を自己資金でまかなうのが理想的です。
資金が不足する場合は家族や友人・知人からの出資や借入、金融機関からの融資、補助金や助成金などの活用を検討しましょう。
なお融資を受ける場合、自己資金については必要な資金の1/3以上は準備しておくことをおすすめします。